法廷通訳者になるには
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国際化のさらなる進展につれ需要が高まっている司法通訳翻訳。法廷通訳とは、その中でも法廷において行われる通訳のことをいう。
裁判所の法廷通訳者の現状にはさまざまな課題がある。現在資格認定制度はない上、組織もなく、現在裁判所で活躍している人の多くは、裁判所が主催する「法廷通訳任セミナー」を受講した上で選任されているのだとか。事件を引き起こすのは中国語、朝鮮語、タガログ語、タイ語、ベトナム語、ポルトガル語、スペイン語などアジアを中心とする地域の言語を母国語とする外国人がほとんどである。そのため通訳者は少なく、リストや民間の登録先があるとはいえ、通訳者を探し出すのにも一手間かかる状況なのである。各有名外大にも、各専攻語別に裁判所から直接依頼が来ることがあるそうだ。法廷通訳者の特徴は第一に「逐語訳、全訳」であること。一般の通訳者などでは明らかな言い間違いは訳されなかったり、通訳人がニュアンスを汲んで意訳をしたりすることがあるが、裁判官は被告人の発言をすべて聞いたうえで判断を下すため、言い間違いや、質問にかみ合っていない答え、言いよどみなどもすべて判断材料になる。よって通訳人は文字どおり忠実に通訳しなければならない。
第二の特徴は、一般の人よりも多くの情報に接するが、決してそれを外部に漏らしてはならないということである。弁護士が被告人と、立会人なしに接見(面会)する機会があるが、被告人が外国人であれば当然コミュニケーションの必要性から、通訳人はその場にいることになる。そこで交わされた会話は裁判官はもちろん検事にももらしてはいけない。弁護士と同等の守秘義務が課される。
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